活動内容

Exhibit vol.1

Exhibit vol.2

Movie

Exhibit vol.2「Back To Yours」

彼女たちがもともと持っているパワーが、暴力から解かれて伸びやかに回復することは、わたしたち自身のエンパワーメントに繋がっている。

数年前に人身売買問題を知った時、その衝撃的な現実をカラダが受け止めきれず、痛みを伴った吐き気がいつまでもぬぐえませんでした。当事者である彼女たちがとても近くに感じられたからです。
私が映画を作り始めた原点は、自分が女のカラダを持っていることから生じる居心地の悪さを何とかしたいという願望でした。そのために繰り返し自分の裸をフィルムに焼き付け、身体がまとわされた意味や物語を解体してカラダと自分自身を合致させようとしました。

けれど外界に委ねられた私の身体は以前に増して自分から離れ、気づけばカラダはずいぶんと狭苦しいものとなってしまいました。人身売買問題は、その頃の身体感覚を強く呼び起こしたからこそ、苦しいけれど考えずにはいられない事柄になったのです。

タイ北部に、かつて日本で人身売買被害にあった女性サバイバーのみなさんが暮らし、自助グループを運営している村があります。実際に顔を合わせるまで、人身売買の受け入れ国・日本に生きる私たちに対して彼女たちはどんな思いを持っているのかを思い、不安でした。しかし、乾季の風が静かに吹き抜けるその地で会った彼女たちは、私がイメージしていたものとは全く違う印象を与えてくれました。

過去の体験・そして今も続く経済的な問題など、抱えていることは重い彼女たちですが、そのまっすぐ向けられた眼差しから感じたのは「悲惨さ」ではありません。感じたのは、生き抜いてきた強さと、痛みを経て生まれた他者への共感性に満ちた、彼女たちのタフネス。想像を超えた苦しい経験をして多くを奪われた彼女たちが、その過酷な状態からサバイブし「彼女のカラダ」に還ることが出来るならば、日本に暮らす私たちも様々な社会状況のなかで無自覚なまま奪われている「わたしのカラダ」に還ることが出来るのではないか。そんな観点からこの問題を私たちの地続きの事柄だと自覚し、「助けてあげる」のではなく「共有しながら一緒に進むこと」を考えるイベント、それが「Back To Yours〜カラダに還る〜」です。
(photo&video by村上なほ)

企画展スケジュール

期間
:2009年6月21日(日)〜2009年6月28日(日)
開館時間
:14時〜19時
休館日
:6月22日(月)
会場
Latitude☆P
 
(四谷三丁目2番出口から徒歩3分)
エントランスチャージ
:300円
お問い合わせ
イベント参加お申し込みフォーム
共催
NPO法人プリズムスケープフィルム×てのひら〜人身売買に立ち向かう会

トークイベント

オープニングトークイベント「カラダは誰のもの?」
日時:6月21日(日)14:00〜15:30
場所:Latitude☆P
ゲスト:要友紀子さん
(セックスワーカーの安全と健康のために活動するグループ・SWASH[Sex Work And Sexual Health]メンバー。
これまで、風俗嬢意識調査や、HIV/STD予防のための講習会、予防パンフレットの配布などを行なってきた。

近年は、日本で働く外国人セックスワーカーの調査とアウトリーチを行ない、移住労働のセックスワーカーの抱える問題にも取り組んでいる。)
参加費:1000円(お茶が出ます)

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